川辺農園のコンセプトコンセプト

人は食べ物を味や香りや食感などの五感でのみ味わうのではなく、
実は知性でも味わっている、と僕は思っています。
食べ慣れないもの、珍しいものを食べるときのワクワクする気持ち。
単に美味しいだけじゃなく、食べる人に「へぇ~」と感心してもらえる食材が
ひと品でもテーブルに並ぶと、それだけで食がほんの少し華やかになります。
僕たちがつくるアジアの野菜やハーブが、そんなところで少し役に立てたら…。

"VEGETABLES & HERBS FOR INSPIRATION"

川辺農園の希望であり、原点でもあります。

川辺農園のストーリーストーリー

僕は若いころ十数年間日本を離れ外国でくらしてました。
特に中国・ベトナム・タイでは、農産物加工の仕事に従事したこともあり
農村で現地の野菜やハーブをふんだんに使ったものをよく食べました。

ベトナムの多種多様なハーブと奇妙に美味しいサンドイッチ
福建の街角で生まれて初めて食べた空心菜や香港の芥蘭炒めの、思わず絶句する旨さ。
タイの屋台料理と麺類の数々とハーブとの組合せの妙。
台湾の茹で野菜(燙青菜)のシンプルで不思議なおいしさ。

その驚きと感激とワクワクした気持ちを何とか日本のみなさんに伝えたい、
一見猥雑(わいざつ)なアジアの国々でも洗練された豊かな食文化があることを
伝えたくて、2006年にアジア野菜専門農園を立ち上げました。
僕たちが提案するちょっと奇妙な野菜やハーブが単なる食材としてだけではなく、
遠い国の人々や文化に想いを馳せるインスピレーションの素になれたら・・・。

そんなことを考えながら毎日畑で仕事をしています。